「おまえのためにやっているのよ」
「あなたを愛しているからよ、
なんでわかってくれないの!」
こんにちは、
幸せなんでも開運ラボの
髙橋あやです。
もし、あなたが
子どもにこう言っているなら、
注意が必要です。
この言葉は、母親が子どもを
コントロールするための
フレーズとして使われることが多く、
子どもはこれを愛情として
受け取れないかもしれません。
親のコントロールが愛情の仮面をかぶるとき
「おまえのためにやっている」
という言葉は、一見すると
子どものためを思っているように
聞こえますが、実際には
親が自分の価値観や考えを
子どもに押し付ける手段と
なることが多いのです。
無意識のうちに、
母親が自分の理想通りに
子どもを育てたいという
気持ちが強くなり、
わが子が本当にそれを
望んでいるかを考える余裕が
なくなっていることがあります。
親自身が自分の理想や
成し遂げられなかった夢、
あるいは
抱える不安や心の問題を
子どもに投影し、
コントロールしようとする際に、
「おまえのため」という
言葉が使われます。
しかし、これは
子どもに罪悪感を植え付け、
自己肯定感を奪う結果を
生むことがあるのです。
母親の言葉が子どもの心に与える影響
思い返してみてください。
あなたは、子どもに
こう言っていませんか?
- 「そんなことしちゃダメ」
- 「あの子とつきあっちゃダメ」
- 「おまえにはお金をかけてきたのに」
- 「おまえの考えは間違っている」
- 「大人になればわかる」
- 「どうせできるはずがない」
そして、子どもが自分の考えを
伝えようとすると、
すかさず出てくる決まり文句。
「おまえのためにやっているのよ」
「あなたを愛しているからよ、
なんでわかってくれないの!」。
このような言葉を
受けた子どもたちは、
心の中で罪悪感を感じ、
母親の期待に
応えなければならないと
自分を押し殺してしまいます。
母親にとっては
愛情表現のつもりでも、
子どもにとっては重荷となり、
心に傷を残すことがあるのです。
例えば、
「あの子とは付き合うな」
と言われると、
子どもは母親の期待に
背かないように
自分の人間関係を
制限することもあるでしょう。
また、「どうせできない」
と言われるたびに、
子どもは自分の可能性を
信じる力を失い、
自信をもてなくなってしまうのです。
押し付けられた愛情は、子どもの心を歪める
「おまえのためにやっている」
と言いながら
子どもをコントロールしよう
とすると、子どもの心は萎縮し、
自尊心が傷ついてしまいます。
母親の価値観や期待を
押し付けることで、
子どもは自分らしさを見失い、
罪悪感や無力感を抱えながら
生きることになるのです。
愛情を与えることと、
愛情を理由に
コントロールすることは
全く違います。
親子関係であっても、
お互いを尊重し合うことが
大切です。
もし、親子関係に問題があり、
子どもの育てにくさを
感じているのであれば、
母親である自分がわが子に対して、
このようにコントロールしようと
していないか、
一度振り返ってみましょう。
子どもは、支配される者ではなく、
ひとりの人間として
尊重されるべき存在なのです。